ポリマーセラミックスメーカー Y社 技術開発部

自動車の排ガス規制強化に対応!
フィルターの高比表面積化と添加剤の残渣低減を可能にした焼失性素材とは?

解決

解決のポイント

  • テクポリマー®なら、フィルターへの微小で均一な造孔が可能

  • 残渣の残りにくい有機系組成で、添加剤の分解条件を調整できる

カスタマイズできるポリマー微粒子「テクポリマー」で難題を解決!

添加剤の情報収集を進めていたH氏は、他部署から積水化成品のポリマー微粒子「テクポリマー」を紹介されました。すぐにメーカーに問い合わせ、検討内容と抱えている課題について相談してみると、「テクポリマー」ならカスタマイズ対応が可能で、課題解決の糸口につながるのではないかと考えました。

そこでH氏は、粒子径や樹脂組成の要望を伝え、サンプルを取り寄せて早速評価をスタートしました。「テクポリマー」には、真球状で粒子径の均一なグレードがあり、今まで評価した添加剤よりも小粒子径かつ粒度分布も揃っていました。焼結後の造孔した孔サイズもばらつきが少なく、セラミックフィルターの高比表面積化が可能でした。
また、「テクポリマー」は残渣が残りにくい製法のため、樹脂組成や低温分解性を調整することで、狙い通りの温度領域で分解させることができます。結果、今まで課題となっていた残渣もほとんど残らないセラミックフィルターが完成しました。

「数多くのグレードが取り揃えられていて、すぐに要望通りのサンプルを提供してもらえました。また、要望以外にもスクリーニング評価用で複数サンプルを提案いただけたことで、短期間で適正なスペックを導き出すことができました」(H氏)

要求性能を全て満たした高性能セラミックフィルターは、従来に比べてPM捕集性能が大幅にアップし、顧客から高い評価を得ています。

また「テクポリマー」は、サブミクロンサイズや非真球状のグレードなどの品揃えも豊富です。
現在Y社では、小型のフィルター開発や非真球状粒子を使用した新たな高性能フィルターの開発を進めています。

この課題を解決した製品

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