梱包・物流電子部品メーカー B社 製造技術部
物流コストの削減と梱包資材の廃棄率低減、そして軽量化による作業効率の向上!
難しい3つの課題を一気に解決できた、新素材の全容とは?
B社では、車載向け小型精密ユニットを製造しており、納入先にはプラスチックコンテナの通い箱と緩衝用仕切り材を組み合わせて納品していた。
課題
物流におけるコスト削減、廃棄率低減、軽量化。すべてを満たす素材を模索
B社では、グループ企業全体の物流コスト削減に加え、通い箱の破損や汚れによる廃棄コストが問題になっており、上層部から早急な改善が求められていました。
そこで、製造技術部ではX氏を中心に納品時の梱包資材を見直すことになり、主な改善目標としてポイントを3つに絞ることにしました。
「1つ目は、緩衝用仕切り材の見直しによる物流コストの削減。2つ目は、通い箱のリサイクルによる廃棄率の低減。3つ目は、梱包資材そのものの軽量化による作業効率の向上。この3点を目標に挙げました」(X氏)
しかし目標を決めて見直しをはじめたものの、現状の緩衝性を保持したまま、軽くて衝撃に強く、それでいて廃棄問題もクリアできる梱包資材となると、なかなか見つかりません。X氏は上層部への進捗報告を焦りながらも、情報収集を続けていました。
課題のポイント
梱包資材の見直しによって物流コストの削減、廃棄率低減、軽量化の3つを実現したい
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