部材車載部品メーカー K社 技術開発部

従来素材の機能性を維持しつつ、さらなる軽量化を実現したい
高級車にふさわしい意匠性もクリアした新素材の実力とは?

解決

解決のポイント

  • 同型のラゲッジマットと比較して、約40%の軽量化に成功

  • 柔軟性・防傷性に優れ、高いグリップ性を持つエラスティル®により、従来素材と同等のスリップ防止機能を保持

  • 表面のデザイン加工も容易にでき、顧客が要望する意匠性を実現

軽量化と機能性、意匠性の3つの課題を同時に解決できる素材が見つかった!

情報収集を進める中で、A氏は他部署で取引のあった積水化成品に相談してみることにしました。そこで「エラスティル」という素材を紹介されます。
「エラスティル」とは熱可塑性エラストマー樹脂の発泡体で、軽量化が見込める素材の一つでした。柔軟性・防傷性に優れている上、高いグリップ性を保持していました。成型加工も真空成型設備があれば容易にできることがわかり、A氏はこの素材に大きな可能性を感じました。

積水化成品の協力で、同型のラゲッジマットを作成したところ、従来素材に比べて「エラスティル」は約40%も軽量化できることがわかったのです。

「軽量化だけでなく、表面のデザイン加工も容易にできることが大きなポイントとなりました。見た目も良い仕上がりになり、大変嬉しかったです」(A氏)

試作品を発注元の自動車メーカーに見てもらったところ、高評価を得ることができました。その後様々な検討を経て、「エラスティル」を採用することが正式に決定しました。A氏は現在、生産に向けて最終調整に入っています。

この課題を解決した製品

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