梱包・物流自動車部品メーカー G社 物流管理部

価格競争力の追求…物流コストを削減して価格競争力を高めたい!
煩雑な梱包作業を容易にし、輸送効率を高めたコスト削減策とは?

自動車部品業界の各企業では、競争が激化する中、自社の価格競争力を維持し商権を確保し続けるために、日々、原価低減活動に取り組んでいる。

課題

梱包作業の効率改善をしたいが、現状の方法では難しい

目下の課題であるコストダウンに関し、次の一手を打ちたいG社。しかし製造コストの削減については既に手を尽くしており、なかなか有効な手立てを打ち出せずにいました。そんななか、G社の上層部が着目したのは物流コストでした。その見直しの指示を受けた物流管理部では、輸送用資材や作業効率など、現状の物流工程の中にコスト削減につながるムダがないか、調査することになりました。

すると、輸送前の部品の梱包作業に大変手間がかかっていることがわかったのです。段ボールを組み立て、部品を1点ずつ厳重に梱包する作業にはかなりの時間、人的負荷がかかっていますが、現場によれば今以上の効率アップは難しいとのことでした。

破損への不安から一点ずつ個装しているため、輸送効率が悪い

また、部品の梱包方法に見直しの必要性を感じていたという物流管理部のS氏はこう語ります。
「我々は輸送時の品質管理に関する知見をあまり持ち合わせておらず、現状は過剰梱包になっている可能性があります。各部品の破損や不具合を防ぐポイントが明確に分かれば、もっとシンプルな梱包で済むのではないかと考えています」

輸送中の破損への漠然とした不安から部品を一点ずつ個装しているため、必然的に嵩が増し、コンテナへの積載効率が悪いことも部内で問題となっていました。S氏は、輸送時の資材や梱包・積載方法を抜本的に変えることで、大幅なコストダウンが図れるのではないかと考え、具体的な方法について調べ始めました。

課題のポイント

  • 梱包作業の効率改善をしたいが、現状の方法では難しい

  • 物流品質管理の知見がなく、破損への不安から個装しているため、輸送効率が悪い

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