部材
風車の大型化・高効率化に求められる軽量かつ頑強な素材が見つからず…
風車ブレードの可能性を拡げた複合素材とは
機械製造業 R社 開発部
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発泡体をコア材としたCFRPの複合成形体で、両素材の特性を併せ持った新しい素材
「ST-LAYER」は当社が独自に開発したCFRPと発泡成形体の複合材料で、CFRPの特性と発泡体の特性を併せ持った新しい素材です。お客様のご要望に応じて、さまざまな形状設計や物性に対応可能です。
金属系材料やCFRP単体の材料に比べて、さまざまな優位性があります。
同じ強度の金属系材料と比較して軽量
CFRP単体と比較して、強度が高く強靭
発泡芯材の選択により、用途・スペックに合わせたカスタマイズが可能
さまざまな機能(制振性、電磁波遮蔽、X線透過性など)の付与が可能
形状や厚さに合わせて3種類のグレードがあります。
高強度アクリル系樹脂発泡ボード(製品名:フォーマック)をコア材としたCFRP複合発泡成形体
【特長】
「ST-LAYER」の中で高強度化が可能な材料
低密度・高強度の発泡コア材の使用による軽量化が可能
(同強度(荷重)による重量比較で、アルミ比60%、鉄比80%の軽量化が可能)
X線透過性がある
型内(ビーズ)発泡体をコア材としたCFRP複合発泡成形体
【特長】
形状の自由度が高く、様々な設計・デザインが可能
強度と衝撃吸収性を両立(強度と破壊エネルギーのバランスが良好)
型内成形法によるコア材の発泡体は生産性が良く、量産が可能
発泡シートをコア材としたCFRP複合発泡成形体
【特長】
厚さ3mm以下の薄い部位に適応
少ないCFRP層で高い剛性が得られるため、軽量化に貢献
量産プロセスが発泡シートにプリプレグを積層してプレス成形するだけのシンプルな工程のため、効率的