ポリマー化学品メーカー M社 開発部
VOCやPFASの回収ニーズに対応すべく、最適な微細孔設計を実現したい…
素材本来の特性を損なわずに、細孔径の形状をコントロールできた理由とは

解決
解決のポイント
「テクポリマーNFシリーズ」を活用することで、希望する細孔径に近づいた
添加剤の種類が減少し、製造プロセスが簡素化したことでコストも削減できた
細孔径の安定性や歩留まりが改善され、VOCやPFASの回収効率が向上した
細孔径をコントロールできる「架橋ポリマー微粒子」が登場
T氏は情報収集を進める中で、Webで見つけた積水化成品の「テクポリマーNFシリーズ」に興味を持ちました。この架橋ポリマー微粒子は、活性炭などの多孔質材料の微細孔構造制御に有効であるということで、その可能性に期待したのです。
T氏は早速サンプルを依頼し、自社の活性炭素材への適用可能性を評価しました。提供されたサンプルは粉体状で、既存の製造プロセスにも容易に組み込むことができました。
「試してみて、その効果に驚きました。サブミクロンサイズ(150nm~1,000nm)で粒子径を自由にカスタマイズできるため、私たちが希望する細孔径に近づけることができました。余計な成分を添加する必要がなく、活性炭素材本来の特性を損なわずに微細孔構造の制御が可能でした」(T氏)
孔径のバラつきが抑制されたことで、VOCやPFASの吸着性能アップが期待できます。また、微細孔構造の制御が安定化し歩留まりが改善したほか、添加剤の種類が減少し、製造プロセスが簡素化したことでコスト削減も望めます。
「これまで悩まされていた課題が解決できる見通しが立ち、チーム全体の士気も上がりました。積水化成品の担当者によると、ラボレベルでは100nm以下の粒子を粉体形状で提案できるとのことで、実現すれば活性炭のさらなる性能アップにつながりそうです」(T氏)
現在、M社のプロジェクトは順調に進んでおり、今後の展開に大きな期待を寄せています。

