ヒーター道路設備事業 B社 管理事業部
人材不足が深刻化する中、どのような積雪対策を講じればよいか…
従来半日かけて行っていた除雪作業を不要にした2つのソリューション

B社では高速道路の安全な通行環境を確保するため、多大な労力と費用を投じて除雪作業や融雪対策を行っていた。しかし、人手不足が深刻化する中、除雪作業は高所作業による危険性を伴うなどの課題があり、早急に効率的で安全な融雪対策を講じる必要があった。
課題
除雪作業は多大な労力と時間が必要、作業員の安全確保も大きな課題で…
高速道路の料金収受システムには、ETC(Electronic Toll Collection System)が広く利用されています。ETCゲートでは、ETC車載器と料金所のアンテナ間の通信によって料金が自動精算されますが、このETCセンサーは積雪によって誤作動を起こしてしまうリスクがありました。
管理事業部のY氏はこう語ります。
「ETCセンサーの誤作動は、渋滞や事故につながるリスクも孕んでおり、通行の安全性を脅かす要因となります。さらに、積雪状況は刻々と変化するため、常に監視する負担も発生します。常に万全の体制で監視体制を敷くことは、人材確保の観点からも容易ではありませんでした」
また、トンネル入口付近に雪が積もると、車両の走行によってトンネル内に雪が持ち込まれてしまうことがありました。トンネル内へ雪が持ち込まれると、路面凍結や換気設備の故障など、さまざまなリスクが生じます。
積雪時、高速道路の安全確保には除雪作業が不可欠ですが、除雪作業は多大な労力と時間を必要とするだけでなく、作業員の安全確保も大きな課題でした。特に、高所作業や夜間作業など危険が伴う状況では、作業員の負担はさらに増加します。
「従来、融雪対策には塩化カルシウムなどの融雪剤や凍結防止剤が使用されてきました。しかし、これらの化学物質は、環境への影響や周辺施設への腐食リスクなどが懸念されています。また、融雪剤を使用する際には、作業者の安全確保にも注意が必要です。作業員の安全確保と環境負荷の低減を両立することは、容易ではありませんでした」(Y氏)
近年、建設業界全体で人材不足が深刻化しており、道路設備事業者も例外ではありません。特に、除雪作業のような体力的な負担が大きく、危険が伴う作業は、人材不足が深刻化しています。このような状況下で、Y氏はいかに効率的で安全な積雪対策を講じるか悩んでいました。
課題のポイント
ETCセンサーは積雪の影響を受けやすく、誤作動によって渋滞や事故のリスクがあった
トンネル内へ雪が持ち込まれると、路面凍結や換気設備の故障などのリスクがあった
除雪作業は多大な労力と時間を必要とし、作業員の安全確保も大きな課題だった
