ポリマー樹脂メーカー A社 研究開発部

車載ディスプレイの大型化に伴う内装材の形状変更に、従来配合の樹脂では対応できず…
応力緩和性を約15%向上させ、2つの課題を一気に解決した添加剤とは

解決

解決のポイント

  • 「テクポリマー 中空ポリマー微粒子」を、少量添加することで効率良くグロス値を低減

  • 強度を下げることなく、応力緩和性を約15%向上させることが可能

応力緩和性を約15%向上!2つの課題を一気に解決できた中空構造のポリマー微粒子

情報収集を進めていたF氏は、ある展示会で積水化成品のブースを訪れ、自動車分野で使用できるポリマー微粒子「テクポリマー」を発見します。

話を聞いたところ、ポリカーボネート樹脂に添加する材料として、「テクポリマー 中空ポリマー微粒子」は、少量で効率良くグロス値を低減することができ、さらに強度を下げることなく応力緩和性を約15%向上できるということが分かりました。

「説明を受けて、プラスチック材料(ポリカーボネート樹脂)に「テクポリマー 中空ポリマー微粒子」を添加することで、現在抱えている2つの課題を一気に解決できると考えました」(F氏)

早速取り寄せたサンプルを評価したところ、目標のグロス値を達成しただけでなく、映りこみ防止性や低反射性も実現することができました。また、応力緩和性が向上したことで、反りや収縮までも改善でき、大型ディスプレイに対応した内装材を可能にしました。

「無事に2つの課題を解決でき、早速採用に向けた最終評価を進めています。今後「テクポリマー 中空ポリマー微粒子」を配合した新素材をさらに活用することで、環境負荷低減やトータルコストダウンにもつなげていきたいですね」(F氏)

その後、F氏たちは「テクポリマー 中空ポリマー微粒子」について、誘電率などの電気特性を下げる効果もあるという情報を入手し、この特性を活用できそうな新規案件の立ち上げについても計画しています。

この課題を解決した製品

12

各種お問い合わせ・ご相談は
下記フォームよりお受けいたします