梱包・物流大手自動車部品メーカー A社 EV調達課

EVの主要ユニット部品「e-Axle」の輸送品質を改善したい…
省資源とコスト削減を同時に実現したリターナブル輸送資材とは?

解決

解決のポイント

  • 「ピオセラン」は耐摩耗性に優れ、リターナブル輸送にも対応

  • 耐衝撃性が高く、外部からの衝撃や輸送時の振動から製品を保護

  • 高い緩衝性や高発泡化により、省資源化だけでなくコストダウンも実現

自動車部材として使用される発泡樹脂を、リターナブル輸送に活用!

資材の調達に困った担当者は、過去に取引がある積水化成品に相談を持ち掛けてみました。自分たちが抱える問題を伝えると、ポリスチレンとポリオレフィンをハイブリット化した「ピオセラン」を紹介されます。

「ピオセラン」は、用途に合わせた多彩なグレードをラインアップしており、帯電防止特性の付与も可能でした。また高い耐摩耗性を有しているため、欠けやへこみを防ぐことができ、リターナブル輸送にも対応できることが分かります。

「『ピオセラン』は、外部からの衝撃や輸送時の振動から製品を守る、高い耐衝撃性を有しています。衝突安全用途や振動吸収用途など、自動車部材としても使用されている信頼性の高い素材だったので、さっそく試作を進めることにしました」(M氏)

輸送容器の試作にあたっては、「ピオセラン」の特性を知り尽くした積水化成品の技術チームが、カスタマイズ提案をしてくれました。その結果、高い緩衝性や高発泡化によって、輸送資材の省資源化やコストダウンが実現できました。また、使わなくなったリターナブル容器の回収も計画しているとのことでした。

A社はこれを期に、積水化成品とタッグを組むことで「低炭素社会」「循環型社会」に向けた取り組みを統合的に進め、このような社会の実現に一層貢献していくことができると期待しています。現在EV調達課では、「ピオセラン」の採用を正式に進めているところです。

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