軽量盛土建設コンサルタント K社 設計部

主要道路が大雨で寸断!復旧工事にも大きな壁が立ちはだかり…
諦めかけていた工事を実現できた「EDO-EPS工法」とは?

ある離島のプロジェクト対応に連日追われているK社設計部。相次ぐ台風や集中豪雨により主要道路が寸断され、島の電力発電所まで辿りつけない状態が続いていた。早急な道路の復旧工事が必要だったが、世界自然遺産であるこの島にはさまざまな制約があり、計画は難航していた。

課題

早急な復旧が求められるが、世界自然遺産という条件が高いハードルとなり…

復旧工事が難航した理由は、この島が世界自然遺産に登録されていたためです。
工事の設計を担当する、K社設計部のT氏は、このときの様子を次のように語ります。
「この島は世界自然遺産に認定されているため、自然の状態を最大限保ちながら工事を進める必要がありました。そのため、木の伐採や斜面の掘削などは最小限にしなければならず、施工計画が立てづらかったのです」

道路が寸断された箇所は急な傾斜が続くため、T氏は、盛土をして安定した地盤を施工し、その上に道路を造る計画を立てていました。しかし、このエリアは森林が密集した狭小地で、大型重機やダンプカーが入れません。そのため、材料・物資の搬送や工事は人力で行なわなければならならず、大きな制約となっていました。

一方で、インフラを支える道路であるため影響を最小限に抑えるべく、環境負荷を抑えつつ、工期も可能な限り短く、早急な復旧を行う必要があったのです。

T氏たちは、具体的な工法について議論やシミュレーションを何度も繰り返しました。
その結果、大型のEPSブロックを軽量盛土として積み重ねる「EDO-EPS工法」に望みを託すしかないという結論に至ります。

しかし、この厳しい条件下でも現場を任せられるEPSメーカーが見つかるかどうか、T氏の不安は増すばかりでした。

※「EDO-EPS工法」は株式会社CPCの登録商標です。

課題のポイント

  • 施工現場が世界自然遺産に登録されているため、復旧工事にさまざまな制約があった

  • 復旧箇所に盛土を造成したいが、狭小地のため大型重機が入らず、人力での施工が必須

  • 「EDO-EPS工法」を採用するも、現場を任せられるEPSメーカーの選定が難航

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