軽量盛土建設コンサルタント Q社 設計部

バイパス工事予定地の軟弱地盤対策が難航…
リスクを回避し、工事を可能にしたソリューションとは

解決

解決のポイント

  • アクアロード®は軽量盛土として使用でき、高い空隙率により浮力対策が可能

  • プラスチック製でありながら「建設技術審査証明」を取得しており、道路下に使用するにあたり安全性も保障できる

荷重軽減と浮力対策を兼ね備えた安全性の高い工法

A氏らは、時間の迫る中、地盤改良工事の手法について情報収集を続けていました。ようやく、とある護岸のかさ上げ工事でEDO-EPS工法を採用し、浮力対策に成功した事例を見つけます。その工事で使用されていたのが「アクアロード」という樹脂製滞水材であると知り、A氏はさっそくメーカーの積水化成品に問い合わせて詳しい話を聞くことにしました。
担当者の説明によると、「アクアロード」は軽量で地盤に対する荷重軽減になるほか、その空隙率の高さから浮力対策としても効果があるとのことでした。そのためEPSブロックと組み合わせて使用すると、軟弱地盤への対策としてかなり有効なソリューションになることがわかりました。

A氏はすぐに「アクアロード」に可能性を見出しました。さっそく関係者と協議の場を設け、そこで改めて積水化成品の担当者に「アクアロード」についてプレゼンしてもらうことにしたのです。
「すでに「アクアロード」は、全国の都道府県の道路や公園、護岸整備などに使われていると聞いたので、具体的な事例を紹介してもらいました。そのうえで今回のバイパス工事にはどのような活用ができるか、提案をお願いしました」(A氏)

製品説明の中で、「アクアロード」はプラスチック製でありながら「建設技術審査証明」を取得していることもわかりました。道路下に使用するにあたっての安全性も担保され、各関係者からの信頼も高まりました。また、軽量盛土の特長である施工性の良さを損なうこともないので、工期内の施工が可能であることもわかりました。

何度も協議を重ねた結果、今回のバイパス工事には「アクアロード」とEPSブロックの組み合わせが最適だという結論に到達しました。現在、A氏らは工事を具体的に進めていくべく、関係者間で最終の調整を行っています。

※建設技術審査証明(土木系材料・製品・技術、道路保全技術) 建技審証 第1012号 一般財団法人 土木研究センター

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