ヒーター環境設備機器製造 H社 技術部

バイオ式生ごみ処理機の稼働率が外気温によって左右され…
複雑な機器構造にマッチした温度制御の方法とは?

解決

解決のポイント

  • テクヒーター®T6シリーズは最高温度が60℃のため、バクテリアの死滅を防ぎながらごみ処理効率を上げることが可能

  • 柔軟性に優れているため、複雑なリブ構造を避けて取り付けられる

  • 自己出力制御ヒーターなので、センサーやサーモスタットなどの制御機器が不要

複雑な内部構造を避けて取り付けできる「テクヒーター」

情報収集を進める中、S氏はひとつの事例にたどり着きます。それは、食品メーカーがドラム缶内の凝固した油分の処理にある機器を使ったというもので、積水化成品の「テクヒーター」という製品でした。S氏はさっそく担当者に問い合わせ、詳しい説明を聞いたところ、「テクヒーター」のT6シリーズを推奨されました。

「「テクヒーター」T6シリーズなら最高温度が60℃なので、バクテリアの死滅を防ぎながら適温を保つことができます。生ごみの分解効率を下げずに済むと思いました」(S氏)

さらに取り付けについても、「テクヒーター」には大きな特徴がありました。ケーブル状なので柔軟性に優れ、機器内部の複雑なリブ構造を避けて取り付けることが可能です。また、必要な長さで供給してもらえるので、機種ごとの要望にも容易に応じてもらうことができました。

「もともとの機器では温度センサーを使用して温度調節をしていましたが、「テクヒーター」はPTCセラミックスを発熱体に使用した自己出力制御ヒーターなので、センサーやサーモスタットなどの制御機器を必要とせず、コスト削減にもつながって助かりました」(S氏)

技術部では早速、「テクヒーター」を試験的に自社のドラム部に取り付け、検証を行いました。その結果、バクテリアが死滅することなく活性化につながり、生ごみの分解効率が安定的に保てることが分かりました。

最終的に「テクヒーター」を搭載した生ごみ処理機の発売に至ったH社。冬場の寒い時期はもちろん、寒冷地での使用においても安定した稼働を維持できるため、お客様からも高い評価を得ています。

この課題を解決した製品

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