ヒーター道路メンテナス会社 K社 技術部

豪雪地帯のトンネルにスリップ事故のリスク!
原因箇所の融雪と再凍結防止を効率的に実現できた秘策とは

道路メンテナス会社のK社は、豪雪地帯の山間部を通る幹線道路の維持管理を担当することになり、専門チームを作って作業にあたることにした。

課題

路面凍結によるスリップ事故のリスク軽減を目指す

技術部のF氏は、専門チームの指揮を執ることになり、その対応に追われていました。対象道路は山間部の降雪が多いトンネル区間にあり、特に路面凍結が発生していました。氷板路面はスリップ事故のリスクが高く、走行には危険が伴います。安全な交通環境を整えるためにも、念入りな雪氷対策を行うべく、F氏たちは原因調査を急いでいました。

チームが調査を進めた結果、主に2つの原因が判明しました。
1つは、トンネル天井部にできた氷柱が溶け、路面で再凍結を起こしていたこと、もう1つは、坑口付近の持ち込み雪により、道路の側溝内部や排水会所が詰まってしまい、流れ出した地下水の一部が道路で再凍結していたことが原因でした。

「トンネル内部で雨水や地下水が染み出している場所の補修も検討しましたが、すぐに別の場所から染み出てきてしまうため、抜本的な解決はかなり難しいと判断しました」(F氏)

対応策を検討した結果、側溝や排水会所の凍結問題を解決することが先決だという結論に至りました。
その後、F氏らは有効な凍結防止対策を求めて情報取集を進めましたが、具体的な解決策はなかなか見つかりませんでした。

課題のポイント

  • 路面凍結によるスリップ事故のリスクを軽減したい

  • トンネル内部の側溝や排水会所の凍結問題を早期に解決したい

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