梱包・物流組立製造業 T社 製造技術部

軽量・小型部品の搬送を効率化したい!
タクトタイムを0.2秒削減し、作業性改善に導いたプロダクトとは

組立製造業T社では、社内で幾度となく問題視されていた工場内の労働環境改善のため、本格的な作業の効率化を進めることにした。

課題

作業員の負担軽減のため、作業の効率化を図りたい

製造技術部では「主力製品Aの組み立てタクトを0.2秒/個下げる」ことを具体的な改善目標に掲げ、担当者のライン班長F氏は、その対応に追われていました。

現状を把握するため、まず、F氏はタクトタイムを計測しました。すると、組立工程で小型部品や複雑な形状の軽量部品を作業場所へと供給する際、作業員が手間取り、時間がかかっていることがわかります。さらに調査を進めると、シューター部分の構造に工数増の原因があることが判明しました。

「現在使用しているステンレス製のフリーローラーでは、部品がうまく流れないことが多々ありました。そこで部品を通い箱に入れてから、フリーローラーに流すことを検討してみました」(F氏)

しかし、今度は通い箱の段取りが増えてしまい、結果として工数削減にはなりませんでした。この課題を解決するため、フリーローラーの隙間を無くす調整や、通い箱の改良も検討しましたが、どれもいまひとつでこれらの改善はとん挫してしまい、F氏は頭を抱えてしまいました。

課題のポイント

  • 組立工程において、軽量・小型部品の供給効率をアップしたい

  • 現行のフリーローラーでは通函が必要となり、作業性が上がらない

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