雨水貯留地方自治体 Z市 産業振興課

開業までの時間は限られている…
防災拠点への利用も可能!頑丈で安全な駐車場が実現できた訳

全国の地方自治体では、地域経済の活性化や防災拠点としての利用に向け、道の駅の整備が進められている。

課題

防災拠点としての利用には、駐車場下の貯留槽に安心できる強度が必要

Z市では地域経済の活性化と防災拠点としての利用に向け、道の駅の新設計画が進められていました。

そんな折、遠く離れたX地方で大震災が発生し、Z市の産業振興課M氏は、急遽Y市に派遣されることになりました。そこでM氏は自衛隊の前進基地になっている道の駅を訪れ、大型車両が続々と駐車場に出入りしている光景を目の当たりにします。冠水対策として道の駅の駐車場地下に雨水貯留槽を設置する計画を思い出したM氏は、新設する駐車場が大型緊急車両の通行に耐えられるのか不安を感じました。

Z市へ戻ったM氏が、施工会社に問い合わせたところ、設置予定のプラスチック製貯留槽は駐車場下での実績はあるものの、一般道路地下では大型車両の繰り返し走行などによる長期荷重で強度低減や変形を起こすリスクがあり、使用されていないとのことでした。

これを受けたM氏は、防災拠点として駐車場を安全に機能させるため、大型車両の繰り返し走行にも耐えられる、一般道路用の雨水貯留槽に変更することにしました。

強度のある貯留槽へ切り替えたいが、工期が限られている

貯留槽の変更にあたり、市内道路ですでに実績のあるコンクリート製のものに切り替えることを検討しました。しかし、掘削量の増加や重機使用の関係により、現在の工期ではコンクリート製貯留槽の設置が間に合いません。道の駅の開業日はすでに決定しているため、コンクリート製への変更を諦め、再検討することにしました。

課題のポイント

  • 大型車両の繰り返し走行にも耐えられる十分な強度がほしい

  • 限られた工期で貯留槽を設置したい

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